立地調査

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歯科医院を戸建開業で検討している場合は、建物を建築するための土地を取得することが開業準備のスタートとなります。土地の取得を成功させるには、どういった条件の土地を不動産会社に探してもらうかについてある程度考えておく必要があります。

・診療圏の調査とその理由
診療圏とは、ある場所で開業した場合に1日あたりどれくらいの外来患者数が見込めるのかを把握するものです。戸建開業の場合、外来患者が一定数来る見込みがない場所に開業しても経営が行き詰まる可能性が高いため、開業を検討し始めたらまずは診療圏の調査を必ず行います。

診療圏の調査では「外来患者が来院する可能性があるか」「1日あたりどれくらいの外来患者が来るか」「競合する他の医療機関があるか、ある場合はどういう現状なのか」といった項目を重点的にチェックします。歯科医院の経営が成功するかどうかはさまざまな要素が組み合わさっていきますが、立地はその中でもかなり重要な要素ですから調査は慎重に、かつ丁寧に行うことが求められます。

・診療圏の調査の内容
診療圏の調査内容は多岐にわたります。交通手段や接道の種類といった周辺環境、男女別・年齢別の人口や転出入の予測といった患者の動向予測、競合医院の有無や運営状況といった競合状況などを詳しく調べます。「自宅や実家近くがいい」「人が多い場所がいい」などの院長の要望を踏まえつつ、見当をつけた場所が本当に開業地として適しているのかを総合的に判断します。

調査内容のすべての項目がいい結果になるというのはかなり難しいことですが、開業する上で難点と思われる項目が経営戦略によってカバーできるかどうかを判断する際の材料としても活用する重要なものです。

・立地の選択肢とそれぞれのメリットデメリット
歯科医院の開業を検討する際には、立地の選択肢としては駅前などのにぎやかな場所か郊外かの大きく2つがあります。双方ともそれぞれメリットとデメリットがあります。

駅前などのにぎやかな場所は人が多いため目に留まりやすく、初見の外来患者が来やすいと言えます。また他の科目の医療機関も多いため連携した医療業務が進めやすいのも患者が集まる要素です。その代わり競合の医療機関が近くにある可能性が高い点や、慢性的な混雑が続くとかかりつけ医としての受診が減る可能性がある点はデメリットと言えます。

郊外は土地や建物を広く確保できるため大型の医療機器が設置しやすく、将来的に規模を拡大したい際の増築も容易にできます。また地域密着型の診療がしやすくかかりつけ医として長期的に受診してもらいやすい点もメリットとなります。しかし土地や建物に対する初期投資が高くなりやすい点や、近くに他の科目の医療機関がない場合は連携した医療が提供しにくい点はデメリットになり得ます。

弊社では立地調査のサービスも提供していますが、双方のこうしたメリットデメリットや開業医の皆様のご要望を踏まえ、診療圏の調査の結果を分析し照らし合わせながらより適切な開業地を提案させていただいております。開業時だけでなく開業後の経営においてもより有利な立地を探し、提案させていただくことが可能です。

立地探しに悩んでいる、すでにご希望の立地があるけれど開業に適しているのか知りたいなど、さまざまな立地に関するお悩みはぜひ一度ご相談ください。丁寧な調査を行い開業医の皆様をしっかりサポートさせていただきます。